丘を望む家

[平屋] [37.15坪] [FPの家] [UA値 0.31] [C値 0.3] [耐震等級3]

 

施主様からのご要望

お施主様とは、サイケンの玉戸モデルハウスをご見学に来られたとこが最初の出会いでした。お会いしたときから「FPの家」の高気密高断熱に興味を持たれており家づくりを勉強されていました。

ご家族はご夫婦とお母様の3人家族。築40年の2階建てを建て替えて平屋をご検討されていました。サイケン以外にも数社検討しながら並行に計画を進められていきました。

敷地は広く、陽当たりが良好で南に丘が見える景観がとても素敵な土地です。この環境を活かしたプランニングをさせていただきました。

【プランニングの主なご要望】

 

サイケンからご提案したプランニング

【延床面積】

37.15坪の平屋。建物は東西伸ばした長方形です。
陽当たりの良い敷地のため冬季に日射を積極取り込みます。

【住宅性能】

外皮平均熱貫流率（UA値）「0.31」、相当隙間面積(C値)「0.3」、耐震等級[3] の長期優良住宅です。
屋根には 8.4kW のソーラーパネルを搭載。「おひさまエコキュート」を採用しています。

【外観の特徴】

和モダンを意識したシンプルな外観でまとめました。
全体のバランスを取りながら飽きの来ない意匠を心掛けています。大きな特徴は大屋根です。勾配を緩やかにすることで伸びやかな屋根を演出しています。加えて大屋根の軒、妻を伸ばすことで家の象徴とした存在感を持たせました。西側の軒先は約1820mm流しています。犬走り全体に屋根を掛けることで、内と外の中間領域を設えています。母屋を解体した際に取り出した玄関のケヤキ式台を利用してベンチを製作。これを設置してご近所とのコミニケションスペースとしました。
南側は、妻を1365mm伸ばしてします。これによって夏季の日射遮蔽の効果を狙っています。妻の下には、中間領域としてウッドデッキを設けて愛犬と戯れることができるようにしました。西日になると南に日陰が伸びるため日陰となって涼むこともできます。
大屋根の他、西側の格子が特徴です。夏季の西日を和らげる効果と室内のプライバシー確保を狙って設けています。また和モダンの意識した意匠と相性も考えました。

【間取りの特徴】

廊下を不用意に作らないように配慮しました。このため水回りは家の中央から北に集中させています。梁見出しとした22畳のLDKは、丘が良く見える場所に配置しました。リビング、ダイニング、キッチンそれぞれから景色を楽しむことができます。サッシはH2400mmを採用しました。LDKとその奥の和室4.5畳まで全体が明るく開放的な空間を作り出します。4.5畳の和室にも大きなFIXサッシを配置しています。格子を通して外を眺められることで和モダン住宅であることを和室から感じられる設えとしています。西日では格子の影が和室に入り込み斜光のわびさびを演出しました。玄関にはSICを配置。間口を広くすることで玄関の利便性を向上さています。玄関框には、解体した母屋のケヤキ柱を加工して框に利用しました。間口、奥行がある玄関ホールとすることによって、和の設えとしています。
37.15坪の平屋であればトイレが2つの方が勝手は良くなりますが、中央付近に配置し必要最小限の廊下で繋ぐことで、利用するお客様も気兼ねのない配置計画としました。

生活動線は、回遊動線としています。これにより適材適所の収納を設け仕分け、ストックし易くしています。また4畳のランドリー兼洗面脱衣室を計画しています。これらを回遊動線で繋いでいるため、家事同線としても利便性を高めています。

お施主ご家族の幸せな生活と素晴らしい思い出を重ねられていくことを心から楽しみにしています。ありがとうございました。

 

 

施主様インタビュー